いつまでも快適に暮らす

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入居後のランニングコストは、検討段階では重視されない傾向がありました。

 

建てた時点で家づくりが完了するのであればそれでもよいのですが、実際の生活はそこから始まります。

 

まずは、電気・ガス・水道代などの日々の生活にかかわる「ランニングコスト」です。

 

冷暖房費は、建物の「空気環境」をつくる構造によって大きく左右されます。屋根、壁、開口部などの断熱性や機密性、さらには間取りなどがかかわっています。こうした構造上の問題から発生するコストは、家計を圧迫して、生活のゆとりを奪うことも十分考えられます。また、貴重な資源のムダ使いという観点からも大いに問題ありです。

 

さらに重要なのが、「メンテナンスコスト」についてです。

 

建物の部位ごとに「築後○○年が補修・改修の目安の時期である」という専門家もいますが、住まいはそれぞれケアの方法は異なるものです。いつまでも足腰のしっかりした家があれば、一方で一〇年住んだらもう大掛かりな改修が必要な家まであります。この差は、主に採用された工法や素材、施工技術の差から生まれます。しかし一般的にいって、一〇年、二〇年と住めばメンテナンスにかかる費用は避けられません。

 

「掃除好きの奥さんがいる家は長持ちする」という言葉があります。毎日のお掃除が住まいの点検に結びついて、不具合やトラブルが事前に発見されるということです。これが結果的に住まいの寿命を延ばすことになります。とても簡単なことに思えますが、コストに換算したときには数百万円の差となるにちがいありません。

 

建てた業者なら、構造上の問題を含めて総合的な視点からケアすることが可能です。入居後のメンテナンスも計算に入れながら、適切な業者を選んで家づくりのプランを考えましょう。