レジンテラゾ・セメントテラゾのメンテナンス

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レジンテラゾは、天然石の砕石をレジン(エポキシ樹脂やポリエステル樹脂)で固めたもので、種石(混ぜる石片)の種類によって大理石系と花崗岩系に分別されます。割れやすいため、メンテナンスは注意を要します。

 

一方セメントテラゾは砕石をセメントで固めたものであり、種石としてガラスや貝殻を混ぜる場合がある。レジンテラゾ、セメントテラゾとも、汚れの傾向は土や砂、ほこりが多く、ほかの石材と同じです。

 

 

 

1)ダストモップで砂やほこりを取り除きます。軽い汚れは、固く絞ったモップで拭き上げます。適当な頻度で、石材専用洗剤を使ってモップがけをし、汚れを取ります。

 

2)表面の傷みや汚れの付着が目立ってきたら、早めに石材専用洗剤と赤パッドを用いて表面洗浄を行います。

 

3)洗浄汚水を除去し、乾燥した後、石材専用シール剤(または仕上げ剤)を1~2回補修塗りします。

 

4)洗浄後、超高速ポリッシャーを用いたドライバフを行えば、光沢の復元とともに表面の硬度上昇の効果が得られます。

 

レジンテラゾの手入れの具体的な方法は石材の方法に準じますが、そのうえでレジン部分よりも種石の種類から、対処方法を判断します。たとえば、大理石系レジンであれば酸性の洗剤を使用しないといった、大理石特有のメンテナンスと同程度の注意が必要です。種石の種類がはっきりしない場合は、大理石系と同程度の注意を払えば、トラブル発生のリスクを最小限に抑えることがでます。

 

なお、セメントテラゾは、通常の石の洗浄方法を用いてもほとんど問題を生じません。ただし、目の粗い研磨材入りブラシを使用するとセメント部分の摩耗を早める恐れがあるので注意して下さい。

 

  あるハウスクリーニング業者は「掃除のしにくい設計が多い」といいます。具体的には拭けない窓のある家だそうで、どうせ開けないという理由からなのか、吹付けにFIX窓をつけた住宅が結構多く見受けられます。また、清掃専門業者は「最初にお金をかけるべき」だといいます。床にワックスをかけておくだけでも、その後の掃除は格段に楽になります。

 

汚れを味だと思っていられるうちはよいのですが、日々の掃除となると負担も大きくなります。掃除のしやすさは、住み心地や快適さにつながる考慮すべき項目です。