浴室のメンテナンス

f:id:yokotate1717:20131118170424j:plain

 

浴室や浴槽、洗面台の汚れの主体となるものは、湯あかや脂汚れ、髪の毛のほか、石けんカス、水道水に含まれるスケール分(ミネラル分といわれる金属イオン、特にカルシウムイオン)、そして鉄イオンおよび酸化鉄(錆)があります。

 

地下水(井戸水)を浴室で使用している場合や温泉場付近の住宅などでは、水に含まれているカルシウムが高く(硬水)、カルシウムに帰因する汚れが問題となります。また、浴室は高温・多湿の環境になるため、陶磁器タイルの目地やコンクリート面などのかびやコケ類による汚れ、黒ずみが発生します。

 

 

 

1)広い範囲を洗浄する場合は、モップまたはブラシに浴室用洗剤を含ませて均一に塗り広げ、数分放置してからこすり洗いをします。

 

2)狭い範囲を洗浄する場合、水で濡らしたスポンジに浴室用洗剤を含ませて均一に塗り広げ、数分放置してからこすり洗いをします。

 

3)こすり洗いご、流水で十分にすすぎます。

 

 

 

1)作業前の準備として、部屋の戸や窓を開けたり、換気扇を仕様するなどして、必ず十分に換気をします。

 

2)ゴム手袋、マスクを着用します。

 

3)かび取り剤を入れたスプレー容器や市販のかび取り剤を噴霧します。

 

4)数分間放置し、泡が消えたら十分に水洗いをします。

 

5)乾いた布なので水分を拭き取ります。

 

 

 

浴室用洗剤には汚れの特徴に応じて、通常の洗浄成分のほかに、

 

1)湯あか、脂汚れ、石けんカスを素早く分解する成分(金属封鎖剤)

 

2)洗浄・除菌・消臭を目的とした成分(除菌剤)

 

が配合されています。

 

大理石や一部のポリ浴槽では、洗浄剤の原液をふりかけて放置すると、しみになるものがあるため、あらかじめ目立たない場所に原液をつけてみて確かめてから使用します。特に大理石を洗浄した後は、洗剤分や水分を長時間残留させないよう、十分にすすぎを行ってから乾いた布で吹き上げるようにします。