ガラスのメンテナンス

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窓ガラス、テレビやパソコンのディスプレイ、OA機器のガラス部分、テーブルトップのガラス、ガラス製の家具扉など、身の周りにはたくさんのガラス製品がありますが、ガラスの洗浄方法は用途にかかわらずすべて共通です。また、鏡もガラスと同様の手入れ方法が応用できます。窓ガラスの外側は風雨に直接さらされるので、気温や湿度が変化するなど内側や室内に使われているガラスに比べ、過酷な条件であるのはいうまでもありません。

 

ガラスの表面に汚れが付着し、そのまま放置しておくと汚れが取りにくくなるため、定期的な手入れが重要となります。室内に使われているガラスや鏡の汚れは主に、ほこりや油煙などによるべたつき、手あか、ヤニなどです。

 

 

 

1)エアゾールタイプのガラス洗剤、またはスプレイヤーにガラス用潜在を入れます。必要に応じて水で希釈したものを用意します。

 

2)対象面に適量の洗剤をスプレーするか、テレビやパソコンのディスプレイ、OA機器などのガラス面を洗浄場合は直接噴霧すると故障の原因になりかねないため、あらかじめウエスや布などにスプレーしてから使用します。スプレイヤーをしない場合は、ガラス用洗剤をウエスや布にとり、乾拭きします。

 

3)スプレーした後、きれいな乾いたウエスや布で拭き取ります。汚れのひどい場合はスプレーして1分程度置いてから拭きます。

 

 

 

ガラス面の洗浄に無機系のアルカリビルダー(ケイ酸塩)を含んだアルカリ性洗剤を使用すると、ガラス表面が白化して跡が残ります。また、研磨材を含むパッドやクレンザー、金属性たわしなどを使用しても傷が付く場合があるので使用を避けます。

 

ガラス面の洗浄には、必ずガラス用洗剤を使用して下さい。それでもガラス面にアルカリ性洗剤を塗布し、白化させてしまった場合の対応として、フッ酸を5~7%を含んだ薬品を使用することができますが、フッ酸を含んだ薬品は毒物及び劇物取締法や労働安全衛生法などの法規で使用の際に厳しい制約を受けます。したがって自ら行うことは困難なため、このような場合は専門業者に相談して下さい。

 

鏡は板ガラスに反射剤をコーティングしてつくられています。鏡の手入れをする場合、基本的には、ガラス面と同じ要領で行います。ただし、銀の腐食につながるような薬品(塩素系洗剤、酸素系洗剤、アンモニア系洗剤、有機溶剤など)の使用は避けます。