コンクリート床のメンテナンス

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コンクリートが建物の床面に使用されている駐車場、エントランス、倉庫、車庫などでは、汚れの主体は土や砂です。土砂汚れの清掃にはシーラーを用います。シーラーは、床材をシールして美観を高めるとともに、床面の劣化や発塵を防ぎ、メンテナンス作業を容易にします。また、高い光沢と耐スリップ性が得られます。シーラーはモルタル、テラゾー、陶タイル、磁器タイル、そのほか無期系多孔質床材にも有効です。

 

1)床用洗剤を用いて、ワイヤーブラシまたは黒パッドを装着したポリッシャーで洗浄します。

 

2)汚水を除去して十分にすすぎ、水拭きすします。

 

3)床面を完全に乾燥させます。

 

4)シーラーを専用のモップまたはアプリケーターに十分含ませ、均一に塗り残しのないように塗布します。

 

5)完全に乾燥させてから、必要回数塗り重ねます。

 

1)ダストモップやほうきなどで砂やほこりを取り除きます。

 

2)汚れに応じて、固く絞ったモップで水拭きか洗剤拭きを行います。

 

3)被膜の汚れが目立つようになったら、床用洗剤を用い、ナイロンブラシなどで洗浄します。

 

4)汚水を除去し、すすぎ、水拭きなどの処理を行います。

 

5)床面を乾燥させ、シーラーを1~2回補修塗します。

 

6)被膜の完全剥離が必要な場合、床用剥離剤を用いて剥離作業を行います。

 

7)床面を完全に乾燥させた後、シーラーを専用のモップまたはアプリケーターに十分含ませ、均一に塗り残しのないように塗布します。

 

シーラーは多孔質の床面を硬い特殊樹脂で完全にシールするものです。耐アルカリ性に優れているため、新しいコンクリート面にも容易に密着し、近年は水性タイプが多く、塗布しやすく乾燥も速くなりました。

 

塗布したシーラーが乾燥するまで歩行が入らないように注意します(1時間)。コンクリートが完全に硬化してから(通常、施工後約1カ月以上経過してから)、塗布作業を行うようにします。