御影石のメンテナンス

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建築で最も多く利用されている御影石を始め、天然石のもつ重圧感や高級感から多くの石材が床、壁など建築内外に使用されています。しかし、石材は維持管理が難しく、水を吸う性質からも汚れが付きやすいのも特徴です。石の性質をよく知り、汚れの予防、適切な手入れや保護処理が必要です。

 

1)ほこりやごみを取り除いた後、石材専用洗剤と石材専用パッドを用いて古いワックスや汚れを除去します。

 

2)ポリッシャーが使用できる場所ではポリッシャーを均一にかけます。パッドの選定については、大理石の場合は表面洗浄・剥離作業ともに赤パッドを使用し、適宜、白パッドを用います。ジェットバーナー仕上げの御影石の場合、表面洗浄・剥離作業ともに硬質のタイネックスブラシを用います。セメントテラゾーの場合は、表面洗浄剤は青または緑パッドを使用し、剥離作業には緑または黒パッドを使用します。なお、ポリッシャーの使えないところえは、モップかウエスでこすり洗いします。

 

3)水でよくすすいだ後、床面を完全に乾燥させます。

 

4)専用モップに石材専用シール剤(または仕上げ剤)を十分に含ませ、均一に塗布します。

 

5)完全に乾燥させた後、必要に応じて塗り重ねます。

 

 

1)ダストモップで砂やほこりを取り除きます。軽い汚れは、固く絞ったモップで拭き上げます。適度な頻度で、石材専用洗剤を使ってモップ拭きをし、汚れを取ります。

 

2)表面の傷みや汚れの付着がやや目立ってきたら、早めに石材専用洗剤と赤パッドを用いて洗面洗浄を行います。

 

3)すすぎ乾燥後、石材専用シール剤(または仕上げ剤)を1~2回補修塗します。

 

4)洗浄後、超高速ポリッシャーを用いたドライバフを行えば、光沢の復元とともに表面の硬度上昇の効果が得られます。