クロス・化粧板のメンテナンス

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リビングや寝室のような空間で、汚れとなりうるものには、料理から発生する油煙に絡んだ油汚れ、手あか、指紋、タバコのヤニ、あるいは一般的な土や砂、ほこりなどがあります。

 

洗浄の際に水が使えるものは、どれも同じ方法が取られる。洗浄の際に水が使えるもの(化粧合板)には壁面のほか、食器棚やサイドボード、テーブル、椅子、本棚などの家具類や調度品、スチールラック、焼付け塗装を施した棚のほか、ビニルクロスなどの壁紙や磁器タイル仕様の壁などがあります。

 

 

 

1)専用洗剤としてはエアゾールタイプ、スプレータイプ、原液を希釈してスプレイヤーに充填して仕様するタイプなどがあります。液性としてはアルカリ性のものまたは中性のものを使用します。

 

2)洗浄する対象面に洗剤を塗布し、ウエスや布で拭き上げます。キッチン近くの壁や周辺に設置されている家具・什器などが、料理の際に出る油煙でよごれている場合は、アルカリ性洗剤を塗布したウエスや布で拭き上げます。また、壁などが黄ばみ、ヤニ汚れがひどい場合にも、アルカリ性洗剤で拭き上げる方が有効です。ガラス用洗剤をそのまま利用することもできます。

 

3)洗浄とともに艶出しや保護を行えるクリーナーもあります。この場合は、クリーナーをつけたウエスや布で拭き上げます(できるだけ対象面に直接噴霧しない)。このようなクリーナーの場合、スプレー液が床や畳に付着すると滑って転倒などの恐れがあるため、飛び散らないように注意が必要です。また、飛び散ったときは、すぐに水で濡らしたウエスや布で拭き上げ、クリーナー成分を十分に除去します。

 

4)艶消し仕上げ面、および凹凸のある部分には直接スプレーせず、水で濡らして固く絞った布へあらかじめスプレーしたもので拭き上げ、別の乾いたウエスや布で仕上げます。

 

5)古くなった塗装面にクリーナーを使用すると変色、色落ち、剥離などの恐れがあるため、あらかじめ目立たないところで確認してから使用します。